人魂
私が小さい頃からよく見ていたもの。
人魂(ひとだま)
意味も分からず見えたお月様みたいなオレンジ色のたま。
ふわふわと揺れているかと思えば豪速球の様に飛んで行く。
小学校の2年の時
バス停でバスを待ってる間に
またオレンジ色のたまがバス停のお向かいの家の上でふわふわ。
友達にも見えていると思い
指差して教えてあげた。
その時に
私にしか見えていないと言うことに気付いた。
私は火の玉かと思い、
家に帰り父にそのことを話すと
父は静かにお前が見たものは
おそらく人魂だろうと言った。
何処で見たか?と訊かれて
場所を教えたら
あの家のお爺ちゃんは長く入院してるから、
家族に会いに帰って来たのかもなと言っていた。
その家でお葬式があったのは
それから3日後。
子供心にあのたまを見たら
誰かが死ぬんだと言う何とも言えない気持ちになったのを覚えている。
でも、その時の私は死と言うものをよく理解していなかった。
そのたまを最後に見たのは19歳の時。
また人が死ぬんだ…。
そんなこと知りたくも見たくもないと強く願った19歳の秋。
小さい頃から感じていた見えない気配。
そのことも含め恐怖に支配された時、
見えなくなった。
人は皆んな7つの属性に属していると大天使ウリエルに教えて貰い、
自分が闇の属性に属していることを知ってから
子供の頃からの感じていたものの出来事に関して腑に落ちた。
7つの属性とは、
天、光、闇、風、土、火、水である。
これに関してはもっと先に書こうかな。
(続く)
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